
いつものおまえと
おまえとあいつと
あいつの兄貴と
兄貴の兄貴が
歩いてそこまで
そこまで歩いて
ひとりは馬に乗り
ひとりはらくだの上
ひとりは車に乗り
兄貴の兄貴は母さんの背中の上に乗る
砂漠でサバトを開く
彼らにたまたま出会う
暗闇に祝福を受け
兄貴の兄貴は
奴らの許へと向かう
今のとこ 悪い事
気配さえ無いけれど
どこの家も鍵をかけて
電気消して息をひそめ
ただ四人組の到来を待つ
子供の頃に犯した罪
子供の頃に犯した過ち
法律や世間が許したとしても
奴らは絶対に許さない
あいつは念力で女を犯してしまう
おまえと兄貴と兄貴の兄貴が
星と共に西の方に歩いてゆく